占有面積77㎡の2LDKが部屋の配置を大胆に変更することで、広々としたリビングを有する新空間へと生まれ変わりました。DIYを日常的な趣味とするOさん夫妻は、かつて部屋を区切ったパーティションも、ダイニングやリビングにまたがるフローリングも、はたまた寛ぎのためのソファまで、あらゆるものを“自作”してきました。いわば愛着のある“カスタムルーム”を今回思い切ってリノベーションするにいたった背景には、約5年の居住生活におけるお子さんの誕生や成長にともなう家族構成の変化でした。
正方形の間取り中央を貫くキッチンの向きをバルコニー側に変更し、その奥側全面をダイニング・リビングへと仕立てた今回のリノベーション。部屋の印象を決定づける床材はパーケット仕様を選択。ただし、この居間には“雰囲気づくり”のみに終始しない機能性やOさん夫妻ならではの創作性が潜んでいます。その一つに、キッチンの向き変更で生まれた対面キッチンカウンター壁を活用したテーブル&造作棚(コンセント付)があります。ある時はお子さんの学習机として、またある時は書き物やPCでの簡易作業など多目的なシーンをイメージしました。また、リビング最奥の壁面幅に添うように設けたモルタル製TVボードも、部屋の風景に美しく溶け込んでいます。いわゆる「部屋に合わせて家具を選ぶ」という常套手段を選ばず、「生活様式の勝手に合わせて造作する」という発想には、Oさん夫婦のライフスタイルが垣間見えます。
また、ご夫婦の自発的なアイデアは、リビングやキッチンにとどまりません。寝室の壁側に設けた棚板のみで構成する収納スペースは、“隠すことが美”とされがちな昨今の様式概念を優に飛び越えたスタイルとも言えます。とりわけ突出した素材を使わなくとも、この部屋がすでにOさん夫婦の生活動線に馴染んでいるように感じられるのは、この家での居住歴とDIYを重ねきたご夫婦だけの“勘”が働いている点も大きなプラス要因のひとつです。
Nさん夫妻が購入した築40年のマンションは、福岡市中央区のなだらかな丘陵地にあります。独特の地形も手伝い、2面ルーフバルコニーからは開放的な眺望とともに、室内に向けて爽やかな外光が燦々と差し込んできます。今回のリノベーションは、その恵まれた立地環境に加え、第一子の誕生を見越し(竣工時には誕生)、幾度となく調整を図りながら進行しました。
いわゆるインダストリアルデザインを好むご主人とナチュラルテイストを望む奥様のイメージをともに実現するために工夫したのは、所々の「アクセント(=主張)」です。また、子育てに励みながらも、折節に友人や客人を招待したいという夫婦のライフスタイルを踏まえ、生活感を出さないための素材選びや間取りにも配慮しました。靴箱さえ見当たらないエントランスもその一つ。リビングへのアプローチを促す壁の“裏”に隠れた動線(と収納スペース)を設けることで入口の印象は極めてシンプルに。拡幅した通路の壁に設えたアイアンの間接照明がアトリエのような雰囲気を生み出します。一方、期待が募るリビングは、美しいパーケットフローリングを敷き詰めた一大空間が広がっています。とはいえ、要所に配置するキッチンカウンターや家具により、地続きのフロアがきちんと空間機能を果たしている点も見逃せません。物理上外せない支柱を隠すために設けた壁もディスプレイ枠を造作し、入口から続くモダンな空気感を維持。
また何より目につくのが、ガラスを組み込んだRを描くアイアンフレームです。これはリビングと寝室を結ぶ境界線。加えて中には特注の鉄格子があり、ウォークインクローゼットを確保。ともすれば無機質さが先行するアイアンも、フローリングの色味との対比や形状そのものを工夫するだけで、これほどの洗練を感じられるという好例。客人のもてなしはもとより、“視界良好”の暮らし、そして子育てに臨むご夫婦にとってこの上ない空間が実現しました。
かつて両親が暮らした瓦葺き2階建ての家屋が、新たな内装へと生まれ変わりました。場所は福岡県春日市。第一種低層住居専用地域に建つ家とあり、建て替えやリフォームをおこなうにも様々な制約があるなか、両親からこの家を譲り受けた娘のFさん(夫・子2人)はフルリノベーションを決意しました。
一家の「食」を支えるキッチンを起点に、ダイニング・リビングへと続く家族団らんのための“一大スペース”はおよそ20帖。メインフロアにこれほどの広さを確保しながらも、収納棚付きのパントリーや階段下収納など、区画を賢く利用した点に加え、アプローチを挟んだ奥の部屋は壁面部を有効活用しウォークインクローゼットを設置しました。また、旧家の面影を残すインナーバルコニーは、かつて縁側として機能した場所。居室と戸外をつなぐ“回廊”(通路幅約150センチ!)としての役目はそのままに、床をタイルで構成したことで極めてモダンな雰囲気が生まれました。一方、光を取り込む大きな木枠のガラス扉を、往時の姿のまま残した点にもFさんの旧家への想いと粋なセンスが見え隠れします。
さらに、インナーバルコニー天井から下げたコの字型アイアンポールを使えば“回廊”はたちまち物干しスペースとしても機能。動線や機能面を重視した間取りによって使い勝手が増した家。各部の色や素材といったデザイン部分はコードスタイルの施工実例集をもとに進めたFさん。例えばドレッシングルームに設けた白タイル構成の洗面化粧台は「WORKS #61」がベースとなって実現しています。あらゆる生活スペースに戸建てならではの“ゆとり”を感じさせる大空間。愛する2人のお子さんの成長もさることながら、これからFさんは新たな時を刻み始めた家を、ご両親の想いとともに大切に育んでいきます。
フルリノベーションといえば、大胆な間取りの変更や各部屋で建材(天井材、床材、壁材など)を意のままに使うなど“わがままな”選択ができる魅力があります。一方で、計画上では完璧だ!と思った素材の取り合わせが、いざ完成という段階で妙に違和感が生じて…。そんな想定外のリスクは、意外と少なくありません。
今回、Hさん夫婦が創り上げた93㎡の空間には、素材同士の美しいマッチングと整ったデザインが共存しています。まずはフローリング。もっとも広さを占めるリビングゾーンに特徴的な寄せ木仕様の床材。また、直接アクセスするキッチンは床を一段上げステージ状とし、グレーのタイルを採用。高さ違いによる両空間の視覚的な境界が生まれたことで、床の色調は系統を合わせて統一感を引き出せます。キッチン壁面に配したヴィンテージタイル(白)は、統一感だけを是としないHさん夫婦の上級テクニック。一方、ドレッシングルームのフロアタイルと造作棚(壁)の程よいコントラストも秀逸です。アシンメトリーなストライプ状のタイルがアクセントとなり、他のシンプルな設備とも調和しました。
また、寝室はベッドサイズに合わせ、ピンクベージュ×マットグリーンの2トーンで壁面と天井を構成。一連の空間をとおして感じられるホテルライクな素材選びや配色。夫婦生活にあって物を極力抱え込まない(持たない)ライフスタイルを大切にするというHさん。平米数からすると、パントリーや収納スペースが複数あっても不思議ではありませんが、あえて設けないセンスこそ、すべての部屋に余白を感じられる理由かもしれません。
スケールの大きなフルリノベーションにこそ注意したい素材や色選び。Hさん夫婦宅の実例から、あなたはどんな「組み合わせ」を選びますか?
インダストリアルなパーツとシックな木材が織りなすダンディな空間。お酒を嗜むGさん(男性)にとってキッチンカウンターに象徴されるバーのような一角をつくることは想定プランのひとつでした。
腰上ほどの高さに設定した壁面のタイルも、よく見るとレンガ一枚一枚で異なる色味をランダムに配置し、モダンなムードを際立たせています。また、高さのある造作カウンターの天板は、タモ材の表面にブラウンオイルを重ねて塗装。リビング全体におよぶ濃い色味のウォルナットフローリングとの相性も良好です。
このリビング、キッチンには、その他「要素足し」として、四方の壁面に接する床の組み方(板の方向が異なる)を変えることで“縁取り”を設け、さり気ない装飾性に加えて、空間に奥行きをもたせる工夫を施しています。また、キッチン頭上に設けた段違いの天井板(吊り天井)をダークボルドー色で構成。コンクリートスラブ(躯体あらわし天井)部分における単なるアクセントではなく、その色味はあくまで空間全体と同調するものを選んでいます。
限られるリビングスペースにおいて、最大限の開放感を得るためには、天井や壁、そして床に、それぞれ「高さ」、「色味」、「つくり」に配慮する。その重要性を、Gさんの空間から学ぶことができます。
今回は、コードスタイルが従来手がける様ざまな施工実例をもとに、黒タイルで構成するドレッシングルームや衣類収納の造作も実現。「アイアン×ウッド」による定番のヴィンテージ様式を、施主さんが掲げる世界観と居住イメージにそって調整した本施工。コードスタイルの原点ともいえるスタイルが完成しました。
大学図書館の司書としてお勤めのSさん(女性)が、終の住処として選んだ約18坪の空間には、いたるところにご本人の人生観が凝縮されています。
とりわけリビングのつくりはその象徴です。以前まで和室だった角の小部屋を現在のダイニングとひと続きにし、広さを確保。同時にリビング窓側の壁面をつかった本棚を造作しました。長年にわたり図書の仕事に携わってきたとあり、文庫小説や児童書の他、アート、インテリア関連書籍も数多く所有するSさん。ひとたび家に帰ってもなお「本」はご自身の生活において、もはや欠かすことのできない存在です。
また、棚の造作にあたっては、部屋の改装にも勝る熱量でコードスタイルの設計担当者がご本人の本の配置イメージに合わせた幅や高さ、奥行きを設定。さらに、壁の窓、そこから望む緑の景色を生かした大胆な形状もシンボリックな仕上りに。窓枠を囲う本が、まるでアートフレームの役割を果たしているような空間は、静かにページをめくる愛おしいひとときのために、Sさんたっての希望から実現しました。
また、いずれ健康や体力の衰えとともに心配が募る部屋間の移動を容易に行えるよう、幅にゆとりをもたせた通路づくりやフラットな区画(バリアフリー)はじめ、スイッチ、キッチン台、ドアハンドル、鏡などのすべてを、低位置に設計した点も、将来を見据えたSさんの思いがこもっています。
「極力ミニマルに」。シンプルという捉え方とも異なるオーダーとなった今回のプロジェクト。明かりも装飾も無駄なものは省き、一連の生活動作が美しく完結する動線づくりを中心に、普段の施工で滅多に使用しない再生材の利用などにより、空間(質感)と所有物の善きギャップが生まれました。それはもちろん“Sさん文庫(=本棚)”にも表れています。
建設会社を営むお父様が建てたつくりのいい一軒家。娘であるAさんは、自身の結婚を機にこの家を譲り受けることになりました。
従来、自分が住み続けてきた実家にどう手を加えていくか。また、お酒や洋服、車など多趣味なご主人の意見も踏まえリノベーションに着手しました。
今回のケースの場合、土地代を要しない分、大胆な間取りの変更やデザインの追加が可能とあり、夫婦それぞれの好みをバランスよく配分できることは大きなポイントでした。とはいえ、空間全体の雰囲気に影響する床や壁は色数を最小限にし、素材感のまとまりを重要視。
一方、共働きのライフスタイルに合わせ、家事も効率的に回せるよう、隅の壁側にあったキッチンはリビング側に向きを変え、パントリーを備える広々としたスペースを確保。洗面室やトイレなどの水回りも同じく面積を拡張しました。
開放感もさることながら、T様邸らしさを引き立てる最大の魅力は、床材やタイルづかいの豊富さです。とりわけ床材はリビングに敷き詰めたデザイン性の高いヘリンボーンに加え、ゲストスペースにと設けた一階洋室にはヘキサゴンパーケットを採用。薄いトーンの緑の壁とも絶妙な相性を感じます。
さらに、キッチンや洗面所、トイレで異なるタイルの他、元々コードスタイルのインダストリアルな施工が好みだったご主人の要望によって、リビング一角の共有デスクゾーンは壁面をレンガでアレンジ。エントランスのシューズボックスや2階に設けたウォークインクローゼットを含め、互いの生活品や趣味道具を美しく整頓できるオリジナルの造作物の新設も夫婦の妥協なきこだわりといえます。
昨今、家で過ごす時間の重要性が高まるだけに、T邸には「自分にとって快適な空間とは何か」を見つめ直すヒントが隠れています。
緩やかな丘陵地がもたらす見晴らしのいい庭付きの立地。Iさん夫婦が購入した一軒家もそんな開放感あふれる場所にあります。
ご夫婦はバイク販売店に勤務する傍ら、音楽の趣味をもつご主人と会社員の奥様。効率的な家事動線の確保に加え、3歳の子どもを育てる親としての観点を重視したリノベーションは、日常生活の大半が一階で完結する使い勝手のいい間取りに凝縮されています。
その好例が、キッチンの位置。以前まで空間の隅、それも壁側に配置されていたキッチンの向きを変え、リビング側に移設。元のスペースをウォークインクローゼットにし、その場からバスルーム(脱衣所含む)までダイレクトにアクセスできるようにしました。
また「掃除のしやすさ」がテーマの根底にあることから、入り組んだ部屋は少なく、直線的な移動がかなう空間配置も特長です。かつて2部屋に分かれていたリビングも、それまでの和室を取り払い拡張。その分縦に伸びた空間には、あえて立ち上がり壁をつくり、リビング側の壁面にTVを掛けたり、壁と一体化する棚を造作。また、緑のクロスを張った壁裏の小空間をご主人所有のギターを飾るスペースに活用しました。
デザインが先行しがちなリノベーションにおいて、機能を優先する夫婦の工夫は他にも。2階建て特有の階段下にはキッズスペースを設け、キッチンから子どもの様子がうかがえます。さらに、親類の訪問にも対処できる大部屋を2階に確保。子どもの成長に合わせ、ゆくゆくは子ども部屋として利用する可能性を残しました。元からあった階段にオイル塗装を施したり、珪藻土と壁紙を使い分けたりとスマートに予算を抑える工夫も参考にしたい実例です。
突出したデザインや色味を用いずとも生まれるパーソナルな空間。新居での生活は一カ月。広い庭に注ぎ込む風を、作り替えたでテラスで味わう初めての夏も一家の密かな楽しみです。
南区の閑静な住宅地に建つ輸入住宅。Oさん夫婦は子どもの誕生を機に同物件を購入しました。今回、家族団らんのスペースに加え、IT関連の仕事に従事するご主人と、出産後も在宅で仕事を担う奥様が、互いの仕事部屋を確保することを前提に、1階の大部分と2階の一部分にリノベーションを施しました。
家族全員で寛ぐリビングは、従来和室のあった6帖弱のスペースを取り込み面積を拡張。窓に向かってワイドに広がる空間をリビングダイニングとキッチンに変更しました。また、ここで着目したいのは空間上のメリハリ。
通常、キッチンとリビングは同じ床材で構成する施工例も少なくありませんが、Oさん夫婦はキッチンの床を2色のタイル仕様、リビングにはオーク材を採用するなど、明確に分けました。“外国のバー”を思わせるキッチンの白黒タイルに合わせ、カップボードも造作。加えてパントリーを設置した理由は、料理のしやすさ以上に「テンションが上がるかどうか」重要でした。
一方、リビング全体の雰囲気を決定づけるグレイッシュな緑の壁はコードスタイルが工事現場に用意したカラーサンプルを比較し決定。さらに、壁掛けテレビを設置するために、テレビ面上部は壁をふかし、あえてさがり天井を作った部分にアクセントとなる古材を貼り合わせ。この“隠れ素材”は1階トイレの壁にも採用するほど、夫婦の“テンション”を刺激する要素です。
同じく素材という点では、インディゴ染めを施したデニム風フロアタイルのドッレシングルーム(洗面・脱衣所)も大胆な印象に。外観から1階そして2階。塗装のみでシンプルに仕上げた箇所もあれば、将来の家族構成を見越し、大幅に手を加えなかった2階の部屋など、作り替えの可能性を残したスマートなリノベーション事例としても、Oさん邸には多くのヒントがあります。
玄関からリビングへと続く長い廊下。元は靴を脱ぐやいなや扉が迫る窮屈な間取りでしたが、その迫り出したリビングの一部を取り除いたことで、真っ直ぐ開放的な動線が生まれました。
衣装持ちかつキャンプを趣味にもつKさん一家にとって、今回のリノベーションにおける「収納力」は譲れないポイントでした。縦に延ばした廊下の左側にあたるトの字型の“ファミリークローク”がその象徴的スペースです。
服や道具を使用頻度で棲み分け、架けたり、置いたり、吊るしたりできるポールや可動式の棚などを効果的に造作しました。また、この10帖はあろうかという収納空間により、他の部屋がこぢんまりしたかというとそうではありません。
旧間取りを一から見直し、和室とリビングを一体化することによって、従来以上に広いリビングダイニングを再構成。奥様たっての希望で設置したステンレス製のカウンター(シンク)から、リビングを一望できる視界を確保するため、キッチンの向きも大幅に変更しました。
一方、建具や部位の素材と配色は互いの調和をテーマに、壁は淡グレーのカラー珪藻土、床にはオーク材を採用し、ほぼモノトーンの色調でフィニッシュ。リビングに燦々と自然光が注ぐ風景を目の当たりにすると、空間に色を使いすぎないことによるプラス効果を感じとれます。
他方、Kさん夫婦のこだわりは脱衣・洗面スペースにも。旧来とほぼ変わらない面積とはいえ、隣り合う新設クロークの特殊な間取りで生じたデッドスペースにL字型の造作棚を設置。部分的にあしらったアイボリーのタイルにもさり気ないセンスが光ります。
家人の理想空間を合理的かつ大胆な「区割り」で実現した今回のフルリノベーション。家族の新しい生活は今年スタートを切ったばかりです。
スノーボードに読書、料理、TVゲーム…。「多趣味」という言葉がしっくりくる夫婦の住空間は、どの一角を切り取っても妥協を感じさせません。エントランスを大幅に拡張し、長い付板で造作した収納棚を大胆に設えたのも、ボードに加え、何かと大きな種々の生活アイテムを美しく仕舞うための工夫です。また、存在感のあるスクエア型のブラックタイル(ヴィンテージ加工)もエントランスの開放感に一役買っています。
他方、メイン空間となるリビングはというと、家人のこだわりがいっそう詰まっています。縦に延びる空間と奥のダイニングまでの動線に呼応するかのように、フロア中央部(サイド)のキッチンを境に床板の“向き”を変えたのも特長です。まるで“く”の字を描いたようなフローリング構成は落ち着いた無垢のオークで統一。キッチンの立ち上がりに採用したマットなモルタルの質感とも抜群の相性です。夫婦は入口側につくったコンパクトなスペースにソファとTVを置き、読書やゲームに興じます。また、奥側のダイニングは珪藻土の壁を一段凹(くぼ)ませ、ブルーグレーを塗装。空間全体の調和をはかりながらも、シンプルな印象が突出せぬよう、部分色でメリハリをつけました。
インテリア照明を仕事にする男性(夫)の希望で実現したレールやペンダントの明かりもまた、穏やかな時間を2人にもたらします。広さを最大限に活用した自由な空間配置の魅力。フルリノベーションの新たな“基準”がこの家に隠れています。
開放的なリビングの壁から突き出る木製のステップ。モダンな飾り棚のようにも見えるその正体は、家人がこよなく愛する猫のための“アスレチック”です。今回のリノベーションにおいて一番大切にしたポイントは「間取り優先」。Nさん夫婦が、アクティブな日常を送るために選んだ立地は、車や自転車での移動もしやすい南区でした。
また、ウォークインクローゼットや土間、広々とした水回りスペースの確保など次々に溢れ出す空間イメージをかなえるために、90平米の部屋を選択。当初検討していた部屋の広さが70〜80平米ですから、大幅なスケール変更でした。一方、可動パーテーションを開け放ったリビングと直結するキッチンやフードカウンターも家人のこだわりのひとつ。時には「ゲストルーム」としてリビングを活用できるよう、食事やお酒を複数で楽しめるL字型のカウンターをオリジナルで設えました。
装飾性をとことん省き、素材の質感が際立つ空間構成もさることながら、部屋を仕切る扉の色を変えることで、全体メリハリが生まれている点にも着目したいところ。印象的なグレー&ネイビーの配色は現地で色合わせとともに塗装を行いました。扉のデザイン性を損なうことなく取り付けた猫用の扉も空間にすっきりと馴染んでいます。
「すっかり猫ものびのび暮らしてます」。引越しを終え、新生活を始めたNさん夫妻から届いた言葉には、愛猫との新生活への期待が滲んでいます。
圧巻ともいえる空間の余白とダイナミックな素材選び。施主であるSさん夫妻がコードスタイルに求めたのは「広さの感覚」と「素材を落とさない」の2点でした。また、ここがマンションの一室とは思えない理由の一つに、「最小限の間取り」が挙げられます。105平米のスペースはかつて小さな部屋がひしめき合う4LDKでした。
2LDK+書斎の室内構成によって生まれるストレスフリーな動線は、この家の特長を語る上で欠かせない要素の一つです。幅約110センチもある通路の延長には夫がゆっくり趣味に向き合える書斎をはじめ、衣装持ちの夫婦がシーン毎の服を選びやすいウォークインクローゼットを設置。また何より、メインスペース(ダイニング)の半分を占めるキッチンはアイランド型を採用。特殊モルタルのウォールテックス仕上げによるカウンターの質感がウォールナットの床と見事にマッチしました。
料理好きの夫婦にとって、キッチンは家族の豊かなコミュニケーションを図る最適な場所なのです。一方、施工のさなか誕生した子どものための部屋も、夫婦の思いが詰まっています。アイアン格子のガラス窓からは子どもの様子を見守れる他、子どもが種々の遊具で遊べる広さを確保。また、将来の成長に合わせてプライバシーを考慮したブラインドも追加しました。
また、子ども部屋の壁にも使用した印象的なタイルも、玄関や洗面室など所々に色や形を変えてアクセントをプラス。「素材を落とさない」という意思をそのまま投影したつくりは、天井を含む空間すべての壁を左官により仕上げた他、パーケット仕様のチーク材を吊ったダイニングの天井など、とことん細部にまで表れています。
大人の暮らしを愉しむ、こだわりの家が完成!じっくりと作り上げるためスケルトンからフルリノベしたこちらのマンション。
リビングに飾ったヴィンテージのホンダ「モンキー」を眺めながら、お酒を飲む・・・
アンティークのティンパネルで雰囲気抜群のホームバーで、お酒を飲む・・・
モールディングが印象的なバックカウンターに並べたお酒を眺めながら、お酒を飲む・・・
とてもお酒が似合うお部屋です。
ドアや室内窓のガラスの種類も使い分け、スケルトンの天井にはアンティークのライトを吊り下げ、LDKのフリーリングは無垢オーク材を斜め貼り。
さらに、バスルームとトイレはホテル仕様。なんとトイレの床には、趣味で集めたミニカーコレクションを飾るスペースが!こういうの、男心をくすぐりますよね。
どこまでも非住宅的で、どこを切り取っても絵になる贅沢空間。男なら一度はこんな家に住んでみたい、そんなリノベーションマンションです。
ご夫婦ともに料理がお好きな5人家族のNさま。広いダイニングを中心に、家族が集まり笑顔があふれる家をコンセプトに設計いたしました。
ダイニングテーブル以外にも、食事を楽しむ場所として、対面キッチンにカウンターテーブルを造作。料理を作る手元は見えないようカウンターの高さを調節しています。
キッチンの隣には、家族誰でも使えるデスクを設置。デスク上には、読書好きなお子さまの本棚と、ご主人のお酒コレクションが並べられる棚を作りました。
LDKの床は無垢材、壁は珪藻土とモルタル調の塗り壁を使いつつ、リビング奥にはアクセントにレンガ壁を。また、アンティークの工業ランプを各所に使用しています。
糸島市の戸建をフルリノベーション。
オーナーさまのご意向で、高気密・高断熱にこだわり、外壁を全面交換。断熱材も入れ直し、サッシも一新しました。
ヴィンテージ感のあるフローリングやタイルを使用し、キッチンのステンレス作業台を設置したLDKは、ショールームの雰囲気を再現。
育ち盛りの子どもたちと、家族みんなで自然豊かな糸島を快適に楽しむ戸建リノベーション住宅が完成しました。
140平米のゆったりとした広さのマンション。
白を基調としたインテリアにヨーロッパのアンティーク家具が似合うLDKは、2面採光で明るく広々とした空間。
ネコと暮らすためにキャットドアやキャットステップ、眺望を楽しめるくつろぎのスペースもご用意しました。
間取りは3LDKで、広さを活かしたレイアウトを、というご希望に添い、収納力抜群のパントリー、ウォークスルークローゼット、書斎、家事室、シューズボックス、納戸などを生活動線に合わせて配置。また、床暖房やハイグレードな設備など、機能面も充実させました。
部屋ごとに少しずつ素材や色を変えつつも、統一感を持たせたこだわりの空間創りを実現。広々とした家で、ゆったりとした暮らしがスタートします。
アンティーク家具がバランスよく配置されたリビング。大きな掃き出し窓からは、明るい陽が差し込みます。
インダストリアルとナチュラルという旦那様と奥様それぞれの好みを程よくミックスし、ドア類は濃いグレーで統一、キッチンや個室の壁は薄いグレーと色を変え、さらに場所によって壁の仕上げも変更。
モノトーンやコンクリートの無骨な質感と、ナチュラルな雰囲気のバランスを大事にしつつ、家具を主役にし、引き立たせるようなデザインを心がけました。
リビングの可動棚や、お手持ちの折りたたみ自転車が入るようにカスタマイズした玄関収納など、機能面にもこだわったリノベーションが完成しました。
リビングもキッチンも寝室も子供部屋も、全ての部屋に光が入るように設計された特別感溢れるリノベーション空間。
エントランスからパントリー 〜キッチンへの導線や、寝室と子供部屋を結ぶように配置されたウォークインクローゼットなど、部屋同士がつながりを持った贅沢な間取りを実現しました。
唯一外窓と面していないエントランスホールにも光が届くように、リビングとの間に、室内アイアンサッシをオリジナルで製作。モルタルの洗面台や、寝室のアクセントウォール、見せる収納のキッチンカウンターなど、随所にこだわりがあふれています。
文字通り「明るい」生活で日々を楽しめるリノベーション空間が完成しました。
1LDKのマンションを、フルリノベーション。
お客様のご希望で壁も天井もドアも白を基調にしながらも、モルタル仕上げの壁や黒いアイアンのパーテーション、むき出し配管のライトで、少しヴィンテージ感をプラス。
トイレ・バスルームはホテルのようなレイアウトに。
クロークも壁一面に作り、収納力も確保しました。
高台にあるマンション最上階のお部屋をリノベーション。
眺望を最大限に生かした広いリビング〜ダイニングをプランニングしました。
グリーンを楽しむためのタイル張りインナーバルコニーにはたくさんの光が差し込み、新しい生活を彩り豊かなものに。
エントランスや廊下には趣味の自転車や本が並び、住む人のライフスタイルが反映された空間に仕上がりました。
2階建ての戸建住宅をフルリノベーション。
コンクリートの質感がお好みということで、リビングやエントランスなど、随所に取り入れ、倉庫のような雰囲気を。
またリビングは、スクリーンを降ろせば、ホームシアターに!
リビングとダイニング間の壁は、防音効果を持たせるためにレンガを使用し、レンガ造りのようなホームシアターが完成しました。
オリジナル家具や照明、サインペインティングもポイントです。
家具を含めたインテリアまでトータルでコーディネート。
レンガ壁やコンクリートむき出しの天井、ドアやパーテーションには、特別に仕上げたオリジナルのアイアン製。無骨さと無機質さにこだわったインダストリアルな雰囲気の空間に仕上がりました。
エントランスを中心に、CODESTYLEならではのサインペインティングを施し、無骨な世界観をディティールまで表現したリノベーションハウスが完成しました。
こだわりのアンティーク家具を主役にした戸建リノベーション。
広いLDKに置かれた様々な家具や照明を一つに包み込む空間をプランニングしました。
まずはリノベーションするにあたり、基礎の土台を補強。その後、内装を進めていきました。
造作のキッチンと、その上に作った大きなアイアン窓も特徴的。古民家ならではの天井高や間取りを生かした作りに仕上がっています。
築年数の古いヴィンテージマンションの最上階を、広いリビング〜ダイニング〜キッチンを中心にリノベーション。
ヨーロッパのアパートメントをイメージしつつも、寝室はアメリカのモーテル的なテイストを取り入れ、調和させたデザインに。ドアや照明等もヴィンテージを感じるアイテムを製作・コーディネート。
リビング・ダイニングに沿うように作られた広いバルコニーには一部ウッドデッキを敷いたテラスにしています。
マンションの特性を生かしたプランニングで、居心地の良い空間が完成しました。
バーベキューコンロと手作りピザ窯があるウッドデッキ。リビングとの境界線に段差を無くすことで、贅沢なアウトドアライフを味わえる戸建てリノベーションです。
室内はパーケットフローリングの床材、チーク調の飾り棚など、ヴィンテージテイストの空間が魅力。大自然の中の別荘のように人が集まりたくなる、居心地の良い家に仕上がりました。
鹿児島の総合商社、南国殖産様のリノベーションモデルハウスのデザイン監修をさせて頂きました。
西伊敷戸建てモデルハウス
筑紫郡那珂川の静かな街にたたずむ一軒家のリノベーションプロジェクト。
リビングの壁一面を白いサブウェイタイルに。それとは対照的に、さわやかになりすぎないよう、ウォールナット無垢材のフローリングを採用。さらに家具はチーク無垢材を使い製作しました。
エントランスの壁をモルタルで仕上げているのも、インダストリアル感を演出するポイントです。
お庭の整備や駐車場の拡張など、機能面でも一新した家に仕上がりました。
ボーダレスな奥行き感のあるヘリボーン・フローリングに、ヴィンテージな雰囲気のブリック&タイル。
コントラストの利いた落ち着きのある配色と素材感で構成。
鹿児島の総合商社、南国殖産様のリノベーションモデルルームのデザイン監修をさせて頂きました。
南国リノベーション-南国殖産
糟屋郡のM様邸戸建てをフルリノベーション。
「バーカウンターが欲しい」「リビングを広くてカッコいい空間にしたい」といった施主様のリクエストを叶えるデザインを実現しました。
グレイッシュなウッドを使ったバーカウンターの上には、アイアンを使ったインダストリアルなライト。バックカウンターのタイルの色使いにもこだわっています。
また、開放感を出すために壁と天井を白に。さらに、リビングに入った時の広さを演出するために、階段部分はあえてグレーを使いました。
宗像市にあるO様邸戸建て住宅をフルリノベーション。
間取りを大幅に変更し、庭沿いに配置されていた縁側は、一部をグリーンが映えるインナーバルコニーに。壁付だったキッチンも、タイル張りのカウンターキッチンへ。
さらに、ウォークインクローゼットやシューズクロークなど、収納面も充実。昭和の香り漂う引き戸の玄関も一新しました。
ご家族がいつまでも快適に住めるようデザインしたリノベーション空間に生まれ変わりました。
グリーンのタイルが目を惹くカウンターキッチン。
明るい陽が差込むダイニング。
リビングにはご主人愛用の「見せる」サーフィンボードラックと、ビンテージ感あふれるタイル壁。
アイアンの使い方やエイジング加工、タイルの張り方などで単純なかわいさだけではない、”ビンテージ感”や”インダストリアル感”をプラスしたデザインになっています。
タイル仕上げの長い廊下が特徴的なこちらのお宅。
家具にこだわるオーナーさんのために、極力シンプルな空間になるよう配慮しました。
無垢材やコンクリート風の壁等、素材感を活かした、CODESTYLEのスタンダード・リノベーションです。
作業場、オフィス、休憩スペース、セカンドハウス・・・
いろいろな目的で使用できるスペースを、趣味全開のテイストでリノベーション!
コンクリートむき出しの天井やキッチン廻り、建具、アンティーク家具、陶器、自転車、福岡県八女市星野村の杉床材。各所にオーナーさんのこだわりを感じさせる空間に仕上がりました。
5LDKのマンションを、ゆったり使える3LDKリノベーション。
すべての部屋に無垢オーク材フローリングを贅沢に使用。リビングにはこだわりの畳と掘りごたつを。その向こうには大きなルーフバルコニーが広がります。
仕事のためのワークスペースも用意。
ゆとりの空間での生活が始まります。
無垢オーク材が表面に施されたカウンターがこだわりを感じさせるキッチン。
広々としたリビングは、漆喰の壁、白いブリックタイルで面によって表情を変え、グレーに塗装した柱&梁をアクセントにしています。
個室の壁は少しカラフルにして、遊び心をのぞかせて。
これからここでどんな楽しい生活が始まるのでしょうか。
収納と、お食事の楽しみを両立させるつくりにこだわりました。
ポイントは無垢材で作った奥行きのあるL型カウンター。カフェやバーのように食事を楽しんだり、お酒を楽しむこともできます。
ベッドルームにはオリジナルのアイアンサッシ、ガラスはアンティーク風にすこしかわいく。
ドアの色をアクセントにして、家の中に統一感を持たせています。
施主様の家具とマッチしたやわらかなリノベーション空間になりました。
もともとは普通の3LDKのマンションでしたが、猫のためのドアや、無垢材のキャットウォークなど、家族の一員である猫と一緒に暮らす家にリノベーション。
エントランスにはS.I.C(シューズインクローク)、ウォークインと書斎にはオリジナルのアイアンサッシを使用。
キッチンにはアイアン製の吊り戸棚を作り付け、カフェやバーのような雰囲気に。
リビングにはこだわりのヘリンボーンのフローリングに、壁一面の本棚を作りました。
福岡市西区金武、自然あふれる閑静な町で陶芸窯とカフェをしていらっしゃるご家族の自宅をリノベーションさせていただきました。
物件はリノベを待っていたかのような築年数の古い木造2階建ての住宅。
ダイニングの天井を上げて、長年この家を支えて来た天然の木の梁を見せることにより、新築の家にはないリノベーションならではの開放感が。一家団欒の場所であるLDKがさらに心地よい空間になりました。外壁もきれいに貼り直し、サッシも変えて、見違えるような家に変わっています。
古い日本家屋の平屋を、天井が高く開放感あふれる住まいへリノベーション!
LDKは思い切りくつろぐ空間に。
天井の高さを生かして寝室は扉付のロフトに、寝室の下の部分は収納スペースにしました。
外観はネイビー色に生まれ変わり、ウッドの玄関ドアは、新しい家のワクワク感を膨らませてくれます。
戸建の古い民家のリノベーションをさせていただきました。
1Fは納屋、2Fもほとんど使われていない倉庫のような状態だった民家を住みよい空間に、老朽化していた外壁もきれいにしました。
天井を落とし、梁を見せた広々とした空間になりました。フローリングには無垢材を使用、家具類はアンティークを主に使ったシンプルながらも雰囲気の良い部屋になりました。
この家の歴史や和の趣を残しつつ、新たなテイストをミックスさせたリノベーション住宅です。
築年数の古いマンションを、天井スケルトンの広々とした ダイニングキッチンとリビングがある住宅にリノベーション。モルタル風の壁のアイランドキッチンと無垢材のフローリング・珪藻土の壁に、こだわりの家具やアイテムたちがマッチした居心地の良い空間です。
ドアなどの建具はアンティークの照明や家具などのインテリアとバランスが取れるように、オリジナルのエイジング加工を施したものを 使用。
またエントランスは自転車を停められるようにとのご希望で、収納を上部に造り付け、スペースを確保しました。