素材マッチングの“教科書”のような部屋
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素材マッチングの“教科書”のような部屋

フルリノベーションといえば、大胆な間取りの変更や各部屋で建材(天井材、床材、壁材など)を意のままに使うなど“わがままな”選択ができる魅力があります。一方で、計画上では完璧だ!と思った素材の取り合わせが、いざ完成という段階で妙に違和感が生じて…。そんな想定外のリスクは、意外と少なくありません。

今回、Hさん夫婦が創り上げた93㎡の空間には、素材同士の美しいマッチングと整ったデザインが共存しています。まずはフローリング。もっとも広さを占めるリビングゾーンに特徴的な寄せ木仕様の床材。また、直接アクセスするキッチンは床を一段上げステージ状とし、グレーのタイルを採用。高さ違いによる両空間の視覚的な境界が生まれたことで、床の色調は系統を合わせて統一感を引き出せます。キッチン壁面に配したヴィンテージタイル(白)は、統一感だけを是としないHさん夫婦の上級テクニック。一方、ドレッシングルームのフロアタイルと造作棚(壁)の程よいコントラストも秀逸です。アシンメトリーなストライプ状のタイルがアクセントとなり、他のシンプルな設備とも調和しました。

また、寝室はベッドサイズに合わせ、ピンクベージュ×マットグリーンの2トーンで壁面と天井を構成。一連の空間をとおして感じられるホテルライクな素材選びや配色。夫婦生活にあって物を極力抱え込まない(持たない)ライフスタイルを大切にするというHさん。平米数からすると、パントリーや収納スペースが複数あっても不思議ではありませんが、あえて設けないセンスこそ、すべての部屋に余白を感じられる理由かもしれません。

スケールの大きなフルリノベーションにこそ注意したい素材や色選び。Hさん夫婦宅の実例から、あなたはどんな「組み合わせ」を選びますか?

物件名
佐賀県鳥栖市H様邸マンションリノベーション
家族構成
二人
リノベーションプラン
FULL RENOVATION
リノベーション完了時
2020年8月
リノベーション費用
1030万円
間取り
3LDK+S → 2LDK+S
面積
93㎡
Planner
田﨑 研二
coordinator
新宅 寛子
Assistant
重藤 沙希
Photo
広瀬 麻子
Writer
瀬口 賢一
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