リノベーションの醍醐味である「大胆な間取り」を絵に描いたような空間が誕生しました。かつて2LDKと細かく仕切られていた空間は、寝室を兼ねる仕事部屋とキッチン・ダイニングを備えた21帖のリビングへと様変わり。数えればわずか2つの居住スペースで構成されるこの家に住むのは、男性で40代のTさんです。
インダストリアルな素材を好みとするTさんのこだわりは、あえてリビング内に設けた“ルームインルーム”です。仕事部屋(寝室)をガラス×アイアンのフレームワークで区切りながらも、視覚的にはリビングの中にあたかもショウウィンドウが佇んでいるような斬新さがユニーク。空間を仕切る“壁”は言うまでもなくクリア(透明)であるため、キッチンからもリビングからも仕事部屋(寝室)の様子をうかがえる…。まさに家人だけの視界を愉しめるという具合です。コードスタイルが得意としてきたアイアンワークが随所に光るスタイリッシュな空間。キッチンゾーンもシステムの雰囲気に合わせてステンレス×オーク材によるカップボードを造作しました。
さらにTさんは、フローリングや各所の扉の素材、色選びにも工夫をプラス。たとえば床材。通常ならナチュラルな色味で十分に調和するところを、あえてグレーの色調を選択。それにより床の質感はいっそう深みを増し、アイアンやステンレスといった無機質な素材とのバランスが格段に向上。また、天井(躯体)の雰囲気とも相まってすっきりとした印象に。
一方、浴室やトイレなどの各扉は黒で統一し、リビングへのアプローチ空間にも善き大人のムードを感じさせます。コンパクトな空間を素材選びと間取りの工夫でより広く、自分らしく魅せることに一貫した今回の施工。働き盛りのTさんが、ようやく手にした「自分の家」はかくも美しきこだわりに富んでいます。
インダストリアルなパーツとシックな木材が織りなすダンディな空間。お酒を嗜むGさん(男性)にとってキッチンカウンターに象徴されるバーのような一角をつくることは想定プランのひとつでした。
腰上ほどの高さに設定した壁面のタイルも、よく見るとレンガ一枚一枚で異なる色味をランダムに配置し、モダンなムードを際立たせています。また、高さのある造作カウンターの天板は、タモ材の表面にブラウンオイルを重ねて塗装。リビング全体におよぶ濃い色味のウォルナットフローリングとの相性も良好です。
このリビング、キッチンには、その他「要素足し」として、四方の壁面に接する床の組み方(板の方向が異なる)を変えることで“縁取り”を設け、さり気ない装飾性に加えて、空間に奥行きをもたせる工夫を施しています。また、キッチン頭上に設けた段違いの天井板(吊り天井)をダークボルドー色で構成。コンクリートスラブ(躯体あらわし天井)部分における単なるアクセントではなく、その色味はあくまで空間全体と同調するものを選んでいます。
限られるリビングスペースにおいて、最大限の開放感を得るためには、天井や壁、そして床に、それぞれ「高さ」、「色味」、「つくり」に配慮する。その重要性を、Gさんの空間から学ぶことができます。
今回は、コードスタイルが従来手がける様ざまな施工実例をもとに、黒タイルで構成するドレッシングルームや衣類収納の造作も実現。「アイアン×ウッド」による定番のヴィンテージ様式を、施主さんが掲げる世界観と居住イメージにそって調整した本施工。コードスタイルの原点ともいえるスタイルが完成しました。
スノーボードに読書、料理、TVゲーム…。「多趣味」という言葉がしっくりくる夫婦の住空間は、どの一角を切り取っても妥協を感じさせません。エントランスを大幅に拡張し、長い付板で造作した収納棚を大胆に設えたのも、ボードに加え、何かと大きな種々の生活アイテムを美しく仕舞うための工夫です。また、存在感のあるスクエア型のブラックタイル(ヴィンテージ加工)もエントランスの開放感に一役買っています。
他方、メイン空間となるリビングはというと、家人のこだわりがいっそう詰まっています。縦に延びる空間と奥のダイニングまでの動線に呼応するかのように、フロア中央部(サイド)のキッチンを境に床板の“向き”を変えたのも特長です。まるで“く”の字を描いたようなフローリング構成は落ち着いた無垢のオークで統一。キッチンの立ち上がりに採用したマットなモルタルの質感とも抜群の相性です。夫婦は入口側につくったコンパクトなスペースにソファとTVを置き、読書やゲームに興じます。また、奥側のダイニングは珪藻土の壁を一段凹(くぼ)ませ、ブルーグレーを塗装。空間全体の調和をはかりながらも、シンプルな印象が突出せぬよう、部分色でメリハリをつけました。
インテリア照明を仕事にする男性(夫)の希望で実現したレールやペンダントの明かりもまた、穏やかな時間を2人にもたらします。広さを最大限に活用した自由な空間配置の魅力。フルリノベーションの新たな“基準”がこの家に隠れています。
占有面積56.3㎡の1LDKをいかに機能的に使うか。ダイニングスペースを兼ねるリビングをワークルームとしても使えるようにした背景には、互いをパートナーとして認め合い、それぞれのライフスタイルを尊重し合う男女の思いがありました。
空間の約半分を占めるダイニングは食事が摂れるスペースを最小限に、余った壁側の面にオーク材の天板を設置。左右に長いカウンターとあって、家で仕事をしたいという家人の要望をカバーしました。また、造作した可動式の棚は女性側の希望で実現。時間帯によって“化粧台”としても機能するフレキシビリティが自慢です。
「落ちつきあるカッコいい雰囲気」のテーマに基づき、無垢材とモルタルでシンプルに構成したリビング&ダイニング。とはいえ、“遊び心”も大切にしています。それがキッチン前にあえて設置した目隠し用の壁です。普段の生活でキッチンに立つ時間の少ない2人にとって、寛ぎのリビングとキッチンが隣合わせる間取りは懸念の一つでした。さらにその壁は、単なる間仕切りではなく、気分によって入れ替えを楽しめるマガジンラック仕様に。雑誌が入る枠内にのみ施したグレイッシュピンクの挿し色は空間のアクセントに繋がりました。
一方、ウォークインクローゼットを兼ねる寝室はリビングが起点となる動線を踏まえ、リビング空間に扉を設け、ダイレクトな移動が可能に。互いの時間を思い合えるスマートなリビングから2人の新生活が始まります。
大人の暮らしを愉しむ、こだわりの家が完成!じっくりと作り上げるためスケルトンからフルリノベしたこちらのマンション。
リビングに飾ったヴィンテージのホンダ「モンキー」を眺めながら、お酒を飲む・・・
アンティークのティンパネルで雰囲気抜群のホームバーで、お酒を飲む・・・
モールディングが印象的なバックカウンターに並べたお酒を眺めながら、お酒を飲む・・・
とてもお酒が似合うお部屋です。
ドアや室内窓のガラスの種類も使い分け、スケルトンの天井にはアンティークのライトを吊り下げ、LDKのフリーリングは無垢オーク材を斜め貼り。
さらに、バスルームとトイレはホテル仕様。なんとトイレの床には、趣味で集めたミニカーコレクションを飾るスペースが!こういうの、男心をくすぐりますよね。
どこまでも非住宅的で、どこを切り取っても絵になる贅沢空間。男なら一度はこんな家に住んでみたい、そんなリノベーションマンションです。
築年数の古いヴィンテージマンションの最上階を、広いリビング〜ダイニング〜キッチンを中心にリノベーション。
ヨーロッパのアパートメントをイメージしつつも、寝室はアメリカのモーテル的なテイストを取り入れ、調和させたデザインに。ドアや照明等もヴィンテージを感じるアイテムを製作・コーディネート。
リビング・ダイニングに沿うように作られた広いバルコニーには一部ウッドデッキを敷いたテラスにしています。
マンションの特性を生かしたプランニングで、居心地の良い空間が完成しました。
糟屋郡のM様邸戸建てをフルリノベーション。
「バーカウンターが欲しい」「リビングを広くてカッコいい空間にしたい」といった施主様のリクエストを叶えるデザインを実現しました。
グレイッシュなウッドを使ったバーカウンターの上には、アイアンを使ったインダストリアルなライト。バックカウンターのタイルの色使いにもこだわっています。
また、開放感を出すために壁と天井を白に。さらに、リビングに入った時の広さを演出するために、階段部分はあえてグレーを使いました。
むき出しのコンクリート天井に無垢のフローリング。
アンティークな家具やランプが似合う部屋には、目に見えないこだわりがあります。
音楽を最高の音で聴くため、配置にこだわったスピーカー。ノイズが入らないよう、コンセントはすべてアース付き。
一目ではわからない部分にもこだわりを反映させていきました。
リビング全面に使われている、普通とは少し違う無垢フローリングは、特殊ヴィンテージ加工を施したの床材を使用。
アイアンサッシや大判タイルを使った、まるで“ショップ”のような雰囲気を醸し出すワークスペースは、特にこだわった空間です。
広い土間仕上げのエントランスやウォークイン・クローゼットなども、ライフスタイルに合わせたカスタマイズを行なっています。
作業場、オフィス、休憩スペース、セカンドハウス・・・
いろいろな目的で使用できるスペースを、趣味全開のテイストでリノベーション!
コンクリートむき出しの天井やキッチン廻り、建具、アンティーク家具、陶器、自転車、福岡県八女市星野村の杉床材。各所にオーナーさんのこだわりを感じさせる空間に仕上がりました。
広いお庭が魅力的なマンションの1F。
1LDKを広く取った間取りの自由な空間。
リビング~ダイニングは無垢フローリングのパーケット貼り、キッチンの入り口はアーチ状にして個性を。
のんびり趣味にも没頭できそうな家です。