コードスタイルでよくお客様にご提案させて頂いている床材は
「Wood(木)」「Tile(タイル)」「Concrete(コンクリート)」の3種類。
前回の「HOW TO 住宅 Vol.1 ~床材・フローリング編~」では、リビングで一番多く使用している「Wood(フローリング)」に焦点を当て、フローリングの選び方を紹介させて頂きましたが、今回は「Tile(タイル)」に焦点を当てて、リビングに限らず床材の魅力に迫ってみたいと思います。
【タイル】
昔からタイルは耐久性に加え、豊かな色彩や風合いが多様なため建築に多く使われてきました。近年ではタイル表面に施す加工技術やサイズ展開が飛躍的に進化を遂げ、タイルの可能性・表現の幅が驚くほどに広がりました。
新築・リノベーション問わず、このタイルを上手く使いこなすことが出来ればさらに理想の家に一歩近づくことが出来ます。
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タイルは製法によって数えきれないデザインと種類がありますが、住居の床を考える際には、やはり「飽きが来ない事」や「全体のバランス」を考える事が重要になってきます。それではコードスタイルの実例で床タイルの仕様を見て行こうと思います。
【LIVING ROOM】
印象のある壁面のレンガ素材。その力強い印象をもつレンガを背景に、グレー色のタイルを床材にセレクト。部屋全体に落ち着いた印象を与えつつも、主張性のあるレンガとの相性にマッチング。全体の空気感に「こだわり」が見えつつも、同時にシックな雰囲気が流れます。
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【BED ROOM】
アイアンのパーテーションを大胆に取り入れ、無骨さと無機質さにこだわったインダストリアルな雰囲気をもつ寝室。その全体像をコントロールし調和させているのも、床タイルの質感のなせる業です。
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【ENTRANCE】
エントランス(玄関)は建物の印象を決定づける重要なエリア。タイルの素材から醸し出される雰囲気はそのままに、ダイレクトに視角に飛び込み豪華で洗練された表情や、温かく柔らかな風合いを映し出し、招き入れた人に様々な印象を与えてくれます。
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【KITCHEN】
様々な色や形状のタイルが使用されることが多いキッチン。この写真例にもあるように空間の連続性を持たせながらも、タイルによってキッチンとダイニングがセパレートされ、より各部屋のストーリーが現れてくるような使用方法もあります。
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最後にこちらは店舗になりますが、モノトーンの中に清潔感と高級感を表現したタイルの使用例。フランス料理店であるこのお店の料理を空間ごと楽しむ。そんな贅沢な雰囲気に包まれるような空間にいざなうのも、足元に敷かれたタイルのなせる業。お客様は料理に集中し、気づけば空間全体でフレンチを楽しんでいるような気分があじわえます。
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今日は主に床材としてのタイルをご紹介いたしましたが、タイルの使用はデザインの優位性や機能性も相まって、近年では様々な建築デザインに取り込まれています。
タイルはその多様性から変幻自在にデザインを形作る事が出来るとても重要な素材です。弊社でも数多い場面で使用するタイル。
細部にわたって意匠・質感にこだわるからこそ、そこに生まれる場の雰囲気にも洗練さが伝わり家造りには欠かせないファクターとなっています。
ご自身の住居を考える上で、是非タイルの魅力も考慮に入れながらイメージを膨らませてみては如何でしょうか。
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