コードスタイルが3ヵ月に一度企画するイベント「LABO’BAR」
今回のテーマは今やアメリカのファストカルチャーとなった「HOTDOG」です。
「HOTDOG」の成り立ちは諸説ありますが
パンにソーセージを挟むというドイツで生まれたスタイルが原型。
それが19世紀後半のニューヨークで広がりホットドック屋台が街に並びました。
今回のLABO’BARでは店舗デザインで関わらせて頂いている人気パン屋さん
「FullFull」さんにホットドックを作って頂き、食べながら「HOTDOG」と「映画」を
探って行こうと思います。
「スリーパーズ」
ホットドック屋台に悪戯をして大事件になり、少年院に送られることになった4人の仲間。
なんと少年院で待っていたのは看守からの虐待と暴行。十数年後、大人になった彼らのうち2人が偶然、看守と会って衝動的に殺害してしまう…。
4人の友情を描いたこの映画のキャスティングは
天才子役ブラッド・レンフロやジェイソン・パトリック・ブラットピット・ケビンベーコン・ロバート・デ・ニーロといった実力派俳優に固められ、映画ファンを唸らせてくれました。
全米で実話か否かの論争を巻き起こしたノンフィクションのベストセラー小説を映画化した作品だけあって、本物の厚みが感じられる最高の映画でした。
ダーティーハリ―
クリント・イーストウッド主演の「ダーティハリー」シリーズ。
1972~1988年にかけて全5作が製作されたポリスアクション映画。
一作目に見せたシーンは印象的でした。
ハリーは(イーストウッド)強引な捜査手法について市長から直々にお目玉を食らった後、行きつけのホットドッグスタンドに向かいカウンターに座って「いつもの」を注文する。
ホットドッグを一口かじるハリー(イーストウッド)。
この直後に銀行強盗事件が発生、愛用の44マグナム弾で犯人を現行犯逮捕する場面。
正義感とやさぐれ感がとてもカッコいいハリーが食べるホットドックが妙にマッチしている
シーンです。
他にもたくさんのシーンで
チャップリンの名作「サーカス」
チャップリン演じる放浪者がふとしたはずみでサーカスの一員になるこの映画。
劇中に出てくるチャップリンの芸バランス感覚。また放浪者の悲哀も同時に表現した脚本力。
名作品に謳われるこの映画のワンシーンに、子供のホットドックを面白可笑しく奪い取っていく
姿がとても印象的ですね。
リーサルウェポン・ハード・ウェイ
ポリスアクションには逃走・追撃などの街中でのアクションシーンが満載。
ホットドックがアメリカでは日常的に食されているというシーンが沢山出てきますね。
私が愛した大統領
アメリカ史において唯一三期に渡り大統領を務めたフランクリン・ルーズベルト大統領、その裏の顔をコメディタッチに描いた作品。ゆったりと流れる音楽や映像の美しさが際立つ映画ですが、そのワンシーンにイギリス国王ジョージ6世「英国王のスピーチ」〈2010〉の主人公)がアメリカを訪問した際ルーズベルトの私邸を訪れ、ホットドッグを食べるパフォーマンスを披露する場面。アメリカのホットドックの立ち位置が印象的に描かれています。
LABO’BAR×HOTDOG
沢山の映画シーンで食される「HOTDOG」
ヨーロッパから移住した人々が、働きながら手軽に食べれるようにと、パンにソーセージやハムを挟んだ事から始まるHOTDOGスタイルはアメリカのカルチャーの代表フードとなりました。
LABO’BARで、そんなHOTDOGの魅力を皆さんと共有出来たらいいなと考え、今回のメインテーマにしました。