シングル「ファースト・カー」は全米チャートTOP10。その社会性の強い歌詞は多くの人々から共感を得ているTRACY CHAPMAN。

私感で言えばアルバム『Where You Live』がアレンジやボーカル表現も含め一番お気に入りのアルバム。そんな彼女のベスト盤がリリースされているのですが、最後の曲に収録されたのは「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に出演した際の、ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」を歌った時のテイク。

沢山のアーティストにカバーされ耳馴染みの曲ですが、私感ではジョンレノンを超えるカバーを聴いたことが無かった私。メジャー循環コードだけに明るいメジャーテイストのこの楽曲。音楽は人間味がストレートに表現されるもの、『渋み』や『哲学』などの雰囲気が一気に伝わる瞬間が好きな私は、TRACY CHAPMANの『スタンド・バイ・ミー』を聴いたとき、久々に心が震えました。youtube等で観れるので、是非拝見してみて下さい。

決して、力まず淡々と彼女らしく歌っている姿、そして最後に残る印象は心の何処に『深み』が残る素晴らしいライブテイクです。