「BLUESってお洒落だ!!」
社内でたまに冗談のように話す事がある。
全てではないが、ビンテージの家具や色々なジャンルのデットストック品などにみられる
【古いもの=カッコいい】という潮流があることは事実。
なのに音楽の世界では、その常識があまり認知されていないような気がする。
もちろん古いから良いと言っている訳ではなく、惹かれるカッコ良さがある事が大前提。
暮らしをデザインする上で欠かせない「音楽」。
今回のニュースレターで紹介したいCDは
「BLUESってお洒落だ!!」と言いたくなる様な音源をご紹介したいと思います。
世界的なビックバンド『ローリングストーンズ』
ロック草創期の1960年代前半から現在まで半世紀以上、1度も解散することなく第一線で創作を続ける、
ロックの代名詞的なバンドがローリングストーンズだ。そんな彼らのルーツは『BLUES』。
中心メンバーはミック・ジャガー(リードヴォーカル、ハーモニカ)、キース・リチャーズ(ギター、ボーカル)。
70歳を過ぎた今も、世界中のミュージシャンの憧れとして活動している姿は美しささえ感じる。
そんな彼らが昨年の12月2日に11年ぶりとなるNEWアルバム『ブルー&ロンサム』を発売した。
全12曲でバンドの原点でもあるブルースをカヴァーしたこのアルバムは、一発録音だとすぐにわかる荒々しいエネルギーに満ち溢れ、
90年代以降のストーンズ作品のなかでベストと絶賛する人も少なくない。
そして単なる原点回帰とは違う、この生々しくてリアルな肌触りの演奏と音像は、
従来のストーンズ・ファンを喜ばせるだけでなく、彼らを知らない若い聴き手にまったく新しい音楽体験をもたらすはず。
『Blue and Lonesome』
当初はフルオリジナルソングとして制作される予定だった今回のアルバム。
実際スタジオに入るも壁にぶち当たったメンバーが気分転換に演奏したリトル・ウォルターの「Blue and Lonesome」。
そのTAKEをたまたま録音していたらしく、想像以上に素晴らしいという事になり
その日のうちに6曲のブルースカバーを録音。
『構想50年、制作日数3日』
というキャッチフレーズ通り、たった3日で12曲の録音を終わらせたストーンズ。
そしてすべてがオーバーダブなしの一発録音。
CDを聴くだけで演奏風景が飛び出してくるような臨場感が素晴らしい完成度となっている。
録音の合間、遊び感覚で演奏した「Blue and Lonesome」がタイトルチューンとなり
世界的にも待ち望まれたストーンズのBULESアルバムが完成した。
『構想50年、制作日数3日』
まさに今の時代ぴったりの『楽しむ』ことから生まれた作品。
だから僕らもそれらを楽しんで聴くことができる。
「BLUESってお洒落だ!!」
時代の先端を50年走り続けてきた彼等だから出せるサウンド。
踊りたくなるような軽快なリズムに骨太なサウンド。
このCDをさり気なく流しながら、お気に入りの我が家で聴いてほしいという期待を胸に
ローリングストーンズの「Blue and Lonesome」を紹介しました。