インダストリアルなパーツとシックな木材が織りなすダンディな空間。お酒を嗜むGさん(男性)にとってキッチンカウンターに象徴されるバーのような一角をつくることは想定プランのひとつでした。
腰上ほどの高さに設定した壁面のタイルも、よく見るとレンガ一枚一枚で異なる色味をランダムに配置し、モダンなムードを際立たせています。また、高さのある造作カウンターの天板は、タモ材の表面にブラウンオイルを重ねて塗装。リビング全体におよぶ濃い色味のウォルナットフローリングとの相性も良好です。
このリビング、キッチンには、その他「要素足し」として、四方の壁面に接する床の組み方(板の方向が異なる)を変えることで“縁取り”を設け、さり気ない装飾性に加えて、空間に奥行きをもたせる工夫を施しています。また、キッチン頭上に設けた段違いの天井板(吊り天井)をダークボルドー色で構成。コンクリートスラブ(躯体あらわし天井)部分における単なるアクセントではなく、その色味はあくまで空間全体と同調するものを選んでいます。
限られるリビングスペースにおいて、最大限の開放感を得るためには、天井や壁、そして床に、それぞれ「高さ」、「色味」、「つくり」に配慮する。その重要性を、Gさんの空間から学ぶことができます。
今回は、コードスタイルが従来手がける様ざまな施工実例をもとに、黒タイルで構成するドレッシングルームや衣類収納の造作も実現。「アイアン×ウッド」による定番のヴィンテージ様式を、施主さんが掲げる世界観と居住イメージにそって調整した本施工。コードスタイルの原点ともいえるスタイルが完成しました。
大学図書館の司書としてお勤めのSさん(女性)が、終の住処として選んだ約18坪の空間には、いたるところにご本人の人生観が凝縮されています。
とりわけリビングのつくりはその象徴です。以前まで和室だった角の小部屋を現在のダイニングとひと続きにし、広さを確保。同時にリビング窓側の壁面をつかった本棚を造作しました。長年にわたり図書の仕事に携わってきたとあり、文庫小説や児童書の他、アート、インテリア関連書籍も数多く所有するSさん。ひとたび家に帰ってもなお「本」はご自身の生活において、もはや欠かすことのできない存在です。
また、棚の造作にあたっては、部屋の改装にも勝る熱量でコードスタイルの設計担当者がご本人の本の配置イメージに合わせた幅や高さ、奥行きを設定。さらに、壁の窓、そこから望む緑の景色を生かした大胆な形状もシンボリックな仕上りに。窓枠を囲う本が、まるでアートフレームの役割を果たしているような空間は、静かにページをめくる愛おしいひとときのために、Sさんたっての希望から実現しました。
また、いずれ健康や体力の衰えとともに心配が募る部屋間の移動を容易に行えるよう、幅にゆとりをもたせた通路づくりやフラットな区画(バリアフリー)はじめ、スイッチ、キッチン台、ドアハンドル、鏡などのすべてを、低位置に設計した点も、将来を見据えたSさんの思いがこもっています。
「極力ミニマルに」。シンプルという捉え方とも異なるオーダーとなった今回のプロジェクト。明かりも装飾も無駄なものは省き、一連の生活動作が美しく完結する動線づくりを中心に、普段の施工で滅多に使用しない再生材の利用などにより、空間(質感)と所有物の善きギャップが生まれました。それはもちろん“Sさん文庫(=本棚)”にも表れています。
スノーボードに読書、料理、TVゲーム…。「多趣味」という言葉がしっくりくる夫婦の住空間は、どの一角を切り取っても妥協を感じさせません。エントランスを大幅に拡張し、長い付板で造作した収納棚を大胆に設えたのも、ボードに加え、何かと大きな種々の生活アイテムを美しく仕舞うための工夫です。また、存在感のあるスクエア型のブラックタイル(ヴィンテージ加工)もエントランスの開放感に一役買っています。
他方、メイン空間となるリビングはというと、家人のこだわりがいっそう詰まっています。縦に延びる空間と奥のダイニングまでの動線に呼応するかのように、フロア中央部(サイド)のキッチンを境に床板の“向き”を変えたのも特長です。まるで“く”の字を描いたようなフローリング構成は落ち着いた無垢のオークで統一。キッチンの立ち上がりに採用したマットなモルタルの質感とも抜群の相性です。夫婦は入口側につくったコンパクトなスペースにソファとTVを置き、読書やゲームに興じます。また、奥側のダイニングは珪藻土の壁を一段凹(くぼ)ませ、ブルーグレーを塗装。空間全体の調和をはかりながらも、シンプルな印象が突出せぬよう、部分色でメリハリをつけました。
インテリア照明を仕事にする男性(夫)の希望で実現したレールやペンダントの明かりもまた、穏やかな時間を2人にもたらします。広さを最大限に活用した自由な空間配置の魅力。フルリノベーションの新たな“基準”がこの家に隠れています。
大人の暮らしを愉しむ、こだわりの家が完成!じっくりと作り上げるためスケルトンからフルリノベしたこちらのマンション。
リビングに飾ったヴィンテージのホンダ「モンキー」を眺めながら、お酒を飲む・・・
アンティークのティンパネルで雰囲気抜群のホームバーで、お酒を飲む・・・
モールディングが印象的なバックカウンターに並べたお酒を眺めながら、お酒を飲む・・・
とてもお酒が似合うお部屋です。
ドアや室内窓のガラスの種類も使い分け、スケルトンの天井にはアンティークのライトを吊り下げ、LDKのフリーリングは無垢オーク材を斜め貼り。
さらに、バスルームとトイレはホテル仕様。なんとトイレの床には、趣味で集めたミニカーコレクションを飾るスペースが!こういうの、男心をくすぐりますよね。
どこまでも非住宅的で、どこを切り取っても絵になる贅沢空間。男なら一度はこんな家に住んでみたい、そんなリノベーションマンションです。
アンティーク家具がバランスよく配置されたリビング。大きな掃き出し窓からは、明るい陽が差し込みます。
インダストリアルとナチュラルという旦那様と奥様それぞれの好みを程よくミックスし、ドア類は濃いグレーで統一、キッチンや個室の壁は薄いグレーと色を変え、さらに場所によって壁の仕上げも変更。
モノトーンやコンクリートの無骨な質感と、ナチュラルな雰囲気のバランスを大事にしつつ、家具を主役にし、引き立たせるようなデザインを心がけました。
リビングの可動棚や、お手持ちの折りたたみ自転車が入るようにカスタマイズした玄関収納など、機能面にもこだわったリノベーションが完成しました。
グリーンが入ったリビングの塗装壁と、キッチンの薄いグレータイル。
さらに天井の白とナチュラルなオーク材のフローリングで、抜け感のある広い空間をデザインしました。
エントランスのタイルや、洗面所の壁は、リビングとのコントラストを考え、ダーク系/差し色を使用。
シンプルな間取りと対照的に、細やかな配色で飽きの来ない空間に仕上がりました。
広いお庭が魅力的なマンションの1F。
1LDKを広く取った間取りの自由な空間。
リビング~ダイニングは無垢フローリングのパーケット貼り、キッチンの入り口はアーチ状にして個性を。
のんびり趣味にも没頭できそうな家です。
4LDKのマンションを、家族構成に合わせた間取りにリノベーション。
お客様をもてなす空間=リビング・ダイニングには、濃い目の色に仕上げたオーク無垢材のフローリングをヘリンボーンで。壁は漆喰仕上げに。
奥様こだわりのキッチンは収納多めのコの字型オリジナルキッチン。
随所に棚を設けたり、リビングとエントランスの間のドアにはアンティークガラスを使用したり、細かいところまで気を配ったリノベーション空間です。
ご夫婦、お子様2人のご家族の住まいをプランさせていただきました。
子ども部屋と寝室のために、個室を3部屋ご用意。
LDKにはオリジナルのアイアンドアを、LDKに面する部屋にはアイアンウィンドウを付けて開放感を。LDKは2面に大きな窓があるため採光もよく、心地よいリビングになりました。
壁は全面漆喰塗りは、オーナー様のセルフビルドによって完成いたしました。
「RENOVATION START PACK」をベースに、オーナー様好みのオプションをプラスしたオリジナルプランでの施工となったW様邸のご紹介です。
オプションとして、玄関収納やドア、テレビボード収納、キッチン収納まで全てテイストを統一したオリジナル家具を造作。また、LDKのアクセントとなる白いブリックタイルガ壁をプラスして、さらにオリジナリティ溢れるリノベーション空間になりました。
フローリングには無垢材ではなく床暖房対応の複合材を使用し、冬でもあたたかく過ごすことができます。
LDKは一面窓のため採光も良く、明るく過ごしやすい家になりました。
福岡市城南区の賃貸マンションリノベーションをさせていただきました。
団地仕様の3DKを、少しだけデザイン性を持たせつつ開放感のある2LDKに作り変えました。
もともとは和室の床の間のようなスペースだった部分を、高さ2M程の壁で仕切りウォークインクローゼットやPCスペース等として使えるフリースペースにしました。
天井までの壁ではなく間仕切りにすることにより部屋の印象を広くしています。
猫脚バスタブや真鍮のシャワー水栓などもこの部屋の魅力のひとつです。