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今年も九州ツアーでLABOに訪れてくれるブルース界の重鎮、近藤房之助氏のライブが11月16日(木曜) に決まりました。SOULが溢れるライブがまたLABOで聴ける喜びは、今から押さえられないものがあります。 という事で今回はブルースに触れてみたいと思います。

【戦前ブルース】

アメリカの黒人音楽に限らずどこの国でもそうだと思うんですが、当時の音楽には「民族的」な音楽と「エンターテインメント的」な音楽がありました。ブルースが生まれたのは1900年前後だと言われています。

【民族的音楽】

それ以前にあった 「民族的」な音楽とは、畑仕事の労働の中から自然発生的に生まれた「ラップ」のようなメロディーに「掛け声」を合わせるところから始まった「フィールドハラー」と「ワークソング」です。

【エンターテインメント音楽】

「JAZZ」や「ラグタイム」「ゴスペル」等はブルース発祥より古く、当時よりダンス音楽として親しまれていました。

『民族的音楽』×『エンターテインメント音楽』

ここで話をもどしますが、この二つの音楽的なニュアンスが融合したものがブルースと言われる音楽です。 では、ブルースというのはどんな音楽だったのでしょう。 まず、ブルースマンたちは個人的な経験を歌いはじめる事からはじめました。伝説とか物語とかより、超個人的なことを勝手に歌い始めたわけです。 なので、その音楽は独り言みたいにしゃべることが基本で、特にギターという楽器はそういう「声」にぴったり合った楽器だったようです。このころのブルースには、その地域によって何となく特色があります。 よく3つぐらいに分けることが多いのですが 「ミシシッピーデルタブルース」、「テキサスブルース」、そして「イーストコースブルース」です。 ブルースの生誕の地ということになると、このミシシッピーということになるでしょう。特に、ミシシッピー川とヤズー川に囲まれたあたりをデルタ地帯と呼んだようで、ここから多くのブルースマンたちが現れました。


【Robert Johnson】

とても前置きが長くなりましたが、戦前ブルースには沢山のスターが出たのですが、とりわけ一番有名な ミュージシャンがロバートジョンソンです。レコーディングしたのは彼が25歳のときで、2年間で29曲を吹き込み、その後3年ほどして27歳の若さで死んでしまいます。のち、この29曲は、「King of the Delta Blues Singers Vol 1&2」という2枚のLPで発売され、若きクラプトンやキースが絶賛。このことより世界に名が知れ渡るのですが、その後マディーウォーターズがこの雰囲気をよく引き継ぎ、これをシカゴへ持ち込み、 エレクトリックの力を得て50年代にシカゴバンドブルース全盛時代を作り出します。このシカゴブルースを受けて60年代にクラプトン、ストーンズ、キンクスといったバンドが生まれ後のロックへ発展します。

【まとめ】

現代音楽に多大なる影響を与え続ける戦前ブルース。とても長くなりましたが、ブルースという成り立ちを知るとまた、音楽の聴き方も変わり、私たちの感性を豊かにしてくれるような 気持ちになります。是非、ロバートジョンソンの音源に触れブルースという音楽に触れて頂けれと思います。